11月20日から22日にパシフィコ横浜で開催された組み込み総合展示点「ET2008」に出展してきました。
当社としては、組み込みを主に行う会社ではないのですが、ソフトウエア開発という業種上たまに組み込み用ソフトの開発なども手掛けます。ET2008では、2008年度にSCOPEの枠組みで受託した「音声主導型看護医療システムに関する研究開発」に関連して、ここまで開発した実績を踏まえ、秋田県産業総合技術センターさんとの共同で出展することになったのです。
19日から準備のため一旦横浜入りして、無線で飛ばすセンサーノードとそれを受信して異常を通知するための音声通知システム(SPEED)との最終調整をしたのですが、今回の出展ように多少急ごしらえで作ったこともあって若干不具合が・・・・。
不具合といっても、システム的なものではなく、若干遠慮がちに出した弱めの電波が裏目に出たという感じです。そもそも、無線の電波帯は無線LANでも利用する2.4GHz帯なのですが、これが展示会場に持っていくと、他にも山のように電波が飛んでいまして、帯域が重なったりしていまいち調子が悪い・・・。置く場所なども工夫して何とか問題なく調整完了。早速、通しでデモをおさらいです。
デモの様子をちょっとビデオに撮影してみました。 (MPEG-4)
映像の中の電話機の左上に見える白いボックスがセンサーノード。今回は秋田県内の会社で開発された温度センサーを使って、温度変化を察知すると、その変化を通知するというデモに仕立ててみました。センサーノードに手をかざすと、温度変化が検知され、電話がかかってきます。
本番1日目の19日には私はちょっと別件で会場にはいけなかったのですが、20日は絶対に外せない。この日は、ET展恒例のETフェスタが開催される日なのです。
毎年なぜかこの日は「ボジョレーヌーボーの解禁日」。なぜか、毎年解禁日なのです。
そんなわけで、ETフェスタが始まると(17:00開始)そこら中からワインの香りがしてきます。出展したブースは、「TOHOKUものづくりコリドー」という東北経済産業局が出店しているブースの一部をお借りしたのですが、このブースは、さすが東北ということで「東北地酒祭り」として毎年「日本酒」が振る舞われます。
日本酒といえば、この寒くなってきた時期となると「熱燗」です。
となるとやっぱり、「ころあい」の温度で飲みたくなります。せっかくデモでも温度検知をしているわけですから、これを活用して熱燗の温度を測って、頃合いを知らせてくれるように調整をしてみ ました。写真は調整中の画像ですが、中央下あたりには、熱燗製造器のとっくりがあって、センサーがそこを狙っているのがわかります。
出展は21日まで行われましたが、盛況のうちに終了し、御来場いただいた方々には、SPEEDを活用した実績をご理解いただけたかと思います。
とはいえ、やはり、ヌーボーは飲んでおきたい・・。後片付け終了後、出展にご協力いただいた方々と今年の味を試しに行ったのは言うまでもありません・・・。