弊社の仕事にはあまり関係がないのだが、ちょっとだけ時間が出来たのし、たまにはこういうのもよいだろうということで、ふと思ったことを書いてみます。
あ、ちなみに、写真は文の内容と関係ありません。いつものように、困った時のフリー画像集です。
まほろば工房というのは、技術が高いといわれることがあります。これは大変うれしいことですし、そういう仕事をしてくれている社員がいることは大変誇らしいことでもあります。ただ、「技術力が高い」といわれる会社や人というのは、結構たくさんありまして、そういうところが切磋琢磨してさらに高い技術をもたらしたりして行くわけです。
ただ、似たような技術がある会社などは、淘汰されることもあって、これは会社の規模だったり、信用力だったりするわけです。さらにいえば、この信用というのも深いもので、会社の信用もそうですが、営業担当やフロント技術者個人の信用もあり、前者は「ブランド」といわれることもあり社会的には絶大な力を持ちます。
さて、このとき、まほろば工房という会社、または私個人でもよいですが、ほかに仕事を依頼、仕事でなくてもおねがいをするときに何を基準にするかというのが大変難しい問題です。たしかに一番安くやってほしいわけですが、お願いした仕事が終わらなくては全く意味がない。なので、信用できる人になるべく安い価格でお願いする。つまり、「信用」が第一優先になってくるわけです。このときの信用は一体なんなのか?いろいろ考えると実は幅が広いなと思うことが多いわけです。
難しい仕事や新しいことをお願いするときに「技術力の高さ」を重視することには間違いがないのですが、わたしの経験上、「高い技術力を保有する」ということと「高い技術を活かす」ということ、加えて「仕事をこなす」ということは、バランスをとることが難しいことが多いと感じることが多いのです。
信用のある技術者というのは、この辺をバランスよくこなす。というイメージが私は高いです。たとえば、仕事を受ける際にでも、自分(会社)のキャパシティやこなす余力を考えて、仕事を完了するまでのスケジュールとその条件を即座いに提示し、それをお客様に説明できるわけです。得てして信用のある技術者は、技術力も高いわけです。ただ、技術力が高いということが、どうも信用ある技術者であるというわけでもないのです。すごく高い技術力を持っていても、スケジュールは組めなかったり(要は、目の前の壁だけを片づけ、どういう順序で仕事を終了させるかを見れない。)、要点を説明できない(要は、お客様の質問の意図を理解できず、自分の思い込みだけを回答し、お客様を激昂させる。)ということが往々にあります。ただ、集中させればとても良い仕事をしてくれるのです。
さて、信用ある技術者、技術力のある技術者、どちらが仕事ができるのか?これは難しい問題です。
まほろば工房は、どちらなのか。これもまた難しい問題ですが、すくなくとも、この二つのバランスを保つのが、お客さまにとっての幸せ。ということになるのかなというのが、ここ数日の結論です。
うーん、今日も眠れそうにない。
コメントする