北海道の季節は、非常に心地よい季節で富良野ではラベンダーなども花咲く季節かと思います。
しかし、今年の北海道はちょっと雰囲気が違い、やたらと警察官が多い。思えば来週は洞爺湖サミットが開催される時期で、当たり前といえば当たり前。
警察官も多様で、確認できただけでも、「栃木県警」「愛知県警」「静岡県警」とまぁ、全国津々浦々から集合しているようです。
出張の目的は、札幌の親しくしている会社の方との打ち合わせだったのですが、そちらの社長いわく、「それでホテルが足りなくなっているところもあるようだ」とのことです。
そもそも、サミットなので、それをめがけて観光客がたくさん来ることも考えずらいですが、一部ではサミット向けのお土産なども売られていて、静かに盛り上がっているようにも思えます。
一方、サミットが開催される洞爺湖周辺ですが、ニュースによればそれほど観光客も増えておらず、やたらめっぽう警察官が増えたようです。ただ、サミットが開催される「ウインザーホテル」は、実は洞爺湖の湖畔にはありません。
洞爺湖と言えば、「洞爺湖温泉」ですが、この洞爺湖温泉の温泉街というのは、洞爺湖の北側に位置し、「洞爺湖町洞爺湖温泉」という住所になります。ウインザーホテルはといえば、洞爺湖の西側に位置し、住所は「洞爺湖町月浦」となり、湖畔から2キロほど離れた丘の上にそびえ立つ地元では有名な豪華なホテル。豪華過ぎて、一昔前に一回倒産しています。(現在は、オーナーが変わったのか、知らないうちに復活していました。)
つまり、実際には、あまり洞爺湖温泉とはかかわりのないところで開催されているといってもよい。まさに「雲の上の開催」のような感じです。さらに言えば、サミットの影響で交通規制が激しく、それを避けるため、ツアーの観光ルートから一時的に洞爺湖が外されているという話も聞こえてきます。
サミット歓迎のイベントはいくつか用意されているようですが、はたしてそれが観光客を呼ぶことになるのかは未知数に感じます。
夏には、毎晩花火大会が開催される、観光地としては個人的にかなり好きなところではあるんですが、今年の夏は大変そうな雰囲気です。