先週(2009/4/8~4/10)で行われたセンサエキスポ・ジャパン2009への出展を無事に終えて、再び平穏を取り戻しつつあります。
今回の出展はSPEED Callサービスを提供してくださっている「有限会社ナインレイヤーズ」さんとの共同出展となりましたが、いかんせん今までとはかなりフィールドの違う分野だけに戸惑いも多く、非常に多くの経験を積んだ出展となりました。
写真は出展ブースの様子ですが、横幅2メートルほどと非常に小さなブースでしたが、かなりの大盛況で、説明員となった全員が終了後疲労困憊状態でした・・・。
元々SPEED Callはインターネット上に展開しているサーバーの死活・サービス監視を安価ながら確実に実施、通報するというものです。サービスを開始してから1年ほどが経ちますが、この中で「エージェント形式」つまり、監視エージェントがサーバーにあり、そこからトリガーを与えてもらい通報する。という手法にある程度のニーズがあることが見えてきました。
合わせて、昨年度より研究開発している「音声主導型医療看護システム」で行っている、センサとSPEED(SPEED Callの原型となっている自動音声による通報システム)組み合わせという流れから、「SPEED/SPEED Callは一般的なセンサと連動すればより広い範囲で活用できる。」ということが見えてきたのです。
そこで、センサ展への出展となったわけです。
これが意外と良い反響だったのです。センサ展では、多くのサンセやそれらの統合システムなどが展示されているわけですが、せっかく拾ったセンサ情報はシステムのコンピュータに格納されているだけであったり、メールで送ったりするだけのものがほとんど。電話で通報するという発想があまりなかったようです。まれにあった電話通報の仕組みも非常に高価であったり、留守番電話に飲み込まれるものだったりと、なかなかうまく動かない。そんなわけで、非常に多くの来場者の方にブースにお越しいただきました。
しかし、このセンサ展。併催でいくつかの展示会が行われているのですが、どれもこれも「モノづくり日本」を象徴するものばかり。普段ネットワークに関連するものばかり見ていると、最近では、すべてが仮想化されたように見えてきてしまうのですが、ここにそろっているのあはすべて「リアル」。
となりのブースでは、高精度な歪み計だったり、ちょっと離れたところでは、乾電池6本で動く超伝導磁石の展示やロボットアームのデモンストレーション。
となりの出展会場まで足を延ばせば、セラミックの粉展示してたり、金型の削りだしを行うための機器の展示してたりと、「ネットワークなんていらねぇ」っていうものばかり。
逆にいえば、こういうとこrにネットワークとつなげて、さらに便利にできる要素が残ってるんだ。というところも実感したわけで、来場された方にもたくさんのお話を伺うことができました。
まだまだやることはたくさんあるんだなぁ・・・と、つくづく....